The 2nd 加山CUP in 湯沢
ミル兄さんっす、
お疲れ様っす。
The 2nd 加山CUP in 湯沢&サバイバルゲームレポートを書いたので良ければ読んでください。
当初ウエストポイントのメーリングリスト用に作成したので、
皆様宛てにしては表現が不適切な所も有るかもしれません。
ご了承ください。
The 2nd 加山CUP in 湯沢&サバイバルゲームレポート
当レースは1日目に3時間、
2日目に7時間エンデューロが行われた。
まず3時間耐久レース、
天気は快晴、
気温も高く、
東北(上越??)地方だから涼しいという期待はあっさりと裏切られた。
スタート地点にバイクを並べる。
既に多数のバイクが並べられているが、
第1コーナーに近く有利なグリッドほど空いているので、
疑問を持ちつつもラッキー!とそこにWR400Fを並べる。
だけど冷静に考えてみると、
以前当メーリングリストで堀田氏が言った事を思い出した。
当レースはルマン式スタートなのだ。
そこでライダーのスタート地点から近い所に変更、
なるほどさっきの場所とはうって変わって場所取り競争が勃発していた。
なんとかまあまあのグリッドをゲットして準備をしていると、
当メーリングリストメンバーの堀田氏が話し掛けて来てくれて、
チーム泥単連の方々の紹介してもらった。
「お手柔らかにい」と口では言いつつ、
「負けられん!」と内心では闘志を燃やしつつライダーのスタート地点に並ぶ。
バイクまで数100m,
しかもゲレンデの下り。
噂通りの異形なスタートに戸惑いながらもスタート、
転ばないようにゲレンデを下りWRの元へ。
主催者の思惑通りかスタートは見事にバラけ、
ホールショットと最後尾の人では10分近く空いたと思う。
俺はWRに着いた時既にぜえぜえはあはあ状態。
しかもエンジン始動に多大なエネルギーを使うWR400Fのキックペダルを踏む足には、
当然力は入らなかった。
そんな俺の後ろでスーパーXR250が、
キュルキュルとボタン1つでエンジンをかけて、
「退いて退いて」と俺に罵声を浴びせる。
その瞬間俺の第1ターゲットは彼に決定した。
DR-Z400S(セルスターター装備)でエントリーすりゃ良かったと思いながらエンジンをかけ、
スタートのストレスをウイリーで発散させた。
路面はドライ、
埃が凄い。
小さな石から中位の石が転がっている。
ゲレンデっちゅう事でサーキットでないので、
バイクが走る前提では当然作られておらず、
ライン取りが重要。
でもテーブルトップは1つ有った。
ストレートとヘアピン、Rの小さいコーナーでほぼ構成されており、
コーナーは噂通り逆バンクが多かった。
とにかく景色が変わらないので、
コースを覚え難く、
次のコースが思い出せない。
練習走行も無いのでサーキットの様にコースを熟知して走るという事も難しいので、
どんな状況においても即対応できるテクニックが必要だと思う。
俺やチーム泥単連の様なアタックツーリング、オープンエンデューロ派には分が有る。
約90%が上記の様な、
スキー場を使った割には単調なコースだが、
1個所だけとって付けたかの様に沼渡セクション、マディ轍の上り下り、キャンバーセクションが有った。
80ccモトクロッサーのエントリーが多かったのは、
それ以外のモトクロッサーが出場禁止の為、
モトクロスライダーがセカンドマシンでエントリーしたからだろうか・・・。
案の定モトクロスライダーを始め、
サーキット派ライダーは、
バンクが無いどころか逆バンクのコーナーにてこずっていた。
そんな中俺は極めて順調だった。
コーステープが切られている所が多く、
コースを見失いそうになりながらも、
飛ばせる所では飛ばし、
難所は確実にクリア。
といったクレバーな走りに徹した。
しかしやっぱりバトルは楽しい。
スタート時のあのスーパーXR,
チーム泥単連の方々等とバトルを楽しみ、
時間を消化していった。
1周10分程度のコース、
あっちゅう間に2時間経過。
俺は給油の為にピットイン。
そこでそれは起こってしまった!
俺の準備しておいたガソリン缶等が置いた場所に無い!
加山カップではピットではバイクを押さなければいけなく、
スタンドを外した重たいWRを俺は押してピット中探し回った。
汗だくになり探す事約5分、
やっと見つけた。
後で聞いたのだが仲間が気を利かせて良い場所に移動したそうだ。
それが時間的にも体力的にもあだになってしまった。
速攻で給油して自分も水分補給。
再びWRを押してピットアウト。
いつもならこんな事が有ったらふてくされて諦めてしまう俺だが、
今回は調子が良かったので諦めずに再び全開。
ピットアウトしたての俺はへろへろの他のライダーを順調にパスしていった。
この頃から殆どのバイクが1度はピットインした事になり、
ピット作業時間もポジションに大きく影響しているらしく、
それまで順調に他車をパスしていたのに、
なかなか抜けないライダーと何周もバトルする事が多くなってきた。
おそらく俺のピットイン失敗で俺を抜いたライダーだろう。
と同時に今迄抜かれた事が無かったのに初めて後ろに迫ってくるライダーが現れた。
かなり粘ったけど最後には抜かれ、
このレースで初めて抜かれた事に少し悔しさを覚えた。
残り1周のサインボードが出てラストスパートをかけた。
その周はRMXとXRとの三つ巴から始まった。
抜きつ抜かれつを楽しんで半周ぐらいまわったところで、
俺がXRの後輪にぶつかり転倒。
エンジンを止めてしまった。
崖側に倒れた為重たいWRを死ぬ思いで起こして、
エンジンをかけようとするが、
キックペダル側が高いキャンバー気味の路面だった為、
キックし難い。
足がつる思いでエンジンを再始動した時には、
後ろを振り返るとそこには最後尾を走るマーシャルが黙って俺を待っていた。
俺は悔しかったけど初転倒により体力的にも精神的にも限界を迎えた俺は、
マーシャルとツーリングでもしているかの様にチェッカーを受けた。
でも久々に自分の限界まで走る事が出来、
7位入賞も果たせたので、
久々に満足できたレースをする事が出来た。
さあ、
2日目の明日は7時間耐久レースだ。
これは仲間4人と組むので純粋にレースを楽しむぞ。
と満足げに加山カップ1日目を終えた。